tochioageの日記

基本的に本・コミックのエッセイとお題で書きたいわ。

「魂の進化」 エドガー・ケーシーー文庫 2003.9.30

その二

bc1200万~bc1000万年頃、創造主である神と同行するのを選んだ神の子たちはエーテルに取り巻かれた地球、太平洋の大陸レムリアに降下した。物質的な形を持たないので制限を受けない霊的実体、アストラル体として投影した。空中やうねる波の上を漂い岩や植物に化身しながら物質進化の法則を学んだ。ただの傍観者という立場をとって、物質界をなぞっただけだったが神々の降下と堕落は始まっていた。第一根源人種という。彼らは霊体として訪れ霊体として姿を消した。

神々は再び地上に降下・投影した。今回は密度の濃いエーテル体をまとい波動も低く調整して、物質の性質をじかに体験する直接の参加者となった。これは無節操な急激な物質界への降下となり、何千年にもわたって想像を絶する文明を築き上げたがついに崩壊した。bc20万年ころ第二根源人種は地球を去った。

同じころ名もない清らかな大地に新しい種族である光り輝く魂が思考の投射体として現れた。両性具有の第三根源人種である。純粋なエーテル的思考形態だった四次元の体は地球の四大元素を身にまとって次第に物質化した。彼らは天界=聖なる根源=高次の知力との霊的なつながりを保つために第三の目を生み出し体の好きなところにつけていた。(現在ではその機能は変化して人間の松果体となっている)また体色も環境によってカメレオンのように変えられたがさらなる進化を遂げて赤色人種となった。寿命は数千年を生きた。新しい根源人種であるポセイドンの長男アトランにちなんでアトランティスと名ずけられた国は地球に未曾有の文明を創造した。宇宙を自由に飛び回り太陽エネルギーばかりか遥か彼方のアルクツルス星のエネルギーまで動力として利用した。(こないだレーザー兵器のニュースを聞いた時アトランティスに近ずいたと思った。)

20万年に及ぶアトランティスの歴史の半ば、bc10万年ころ統治者アミリウスに創造主「天上のアダム」が両性具有の実体として出現した。創造主二度目の降下・投影である。アミリウスの期間に霊的到達点を極めたアトランティスの文明は彼の寿命=統治の終わりには物質面で飛躍的進歩を遂げた。そのぶん霊的な力は軽視され科学至上主義の時代に変わっていた。堕落した。

bc12000年、宇宙生命の根源たる大霊となったアミリウスによってアトランティスの都ポセイディアに投影されたのは聖書でおなじみアダムだった。肉体的存在でもありこれを実体が受肉するという。第四根源人種が現れた。ケーシーのリーディングによるとポセイディアにあるエデンの園で暮らしていたアダムとイブの周りには多くの魅力的な生き物がいて、二人ともそれらと付き合ってしまった。アダムは大霊アミリウスから「禁断の快楽に屈すると必ず死ぬ」と警告を受けていたにも関わらず。アダムの罪の本質は「他のものたちとつきあったこと」だが、これを機に地上に生まれた使命に目覚めた。誘惑に屈するという人間的弱点を克服して他の者たちの導師、最後のアダム=イエス・キリストとしての生身の自己を完成する。アトランティス滅亡の頃だった。