tochioageの日記

基本的に本・コミックのエッセイとお題で書きたいわ。

「魂の進化」エドガー・ケーシー文庫 2003.9.30

その三

創造主が地上での使命を悟ったころ彼に造られた神々・・先にアトランティスに降下した・・はどうなっていたかというと底なしで堕落を更新中であった。与えられた創造の諸力の濫用、私有財産の観念の発生、科学技術の誤用、闇のベリアルの出現、享楽主義、性の分化・・両性具有すなわち陰陽を備えたひとつの自我が肉体レベルで男女両極に分離する堕落の極み(人間の性別の歴史は以外に新しかった!)。神性と獣性が交じり合い肉欲に支配された出口のない物質界に捕らわれていた。すべては自らの神性と霊的な自我を失ったためだった。創造主・アミリウスは動物たちとは発生学的に交われず、魂の成長という進化プロセスをたどれば霊的再生が可能な5種の第四根源人種を地上各所に投影した。このあたりを読んでいると人間という呼び方が地上の肉体的存在を指すのか、地(不浄とされてる)に触れない天上の霊性聖霊、魂、神性を言うのか紛らわしい。人間はサルから進化したものでも地上のいかなる下等形態から進化したものでもないというリーディングは後者だ。スピリチュアルリストであり後に歌手にもなられた江原啓之氏は肉体にアストラル体が重なっていると書かれた。著しく波動の異なる霊と肉体が同居する第四根源人種とは実に難儀な在り様だ。

その第一号が人間アダムなのだ。根源人種の進化には七つの段階があり天国から地上へ下降し地上から天国へと戻りながら周期的経路をたどる。アストラル体エーテル体ー両性具有体ー男女の別-両性具有体ーエーテル体ーアストラル体となり今の私はどん底にいることになる。魂の進化を心掛けるなら四大欲~物欲、色欲、食欲、権勢欲~や百八つの煩悩などと闘えばいいのね(これらでも大変そうだけど)と考えたが、とんでもない人間こそ物質の進化を果たすよう説く。物質って人間の清く正しい行いに立ちはだかる存在であり進化の対象になれるのか。首尾よくいって進化できるのは魂だけではないのか。

魂と物質は意識の状態・波動こそ違え元はひとつの実体だったのだ。魂に物質をさらす/通せば(生き方をすれば?)物質の進化は可能である。それが整った状態がアトランティス時代に存在した。彼らのアストラル体はコートを脱ぐように地球の重い体から抜け出て望む場所に自らを投射した。進化の下降曲線上で物質に変容するのは霊的存在であり、上昇曲線上で変容の過程を経て霊的存在になっていくのはもちろん物質である。霊は物質となったからには物質は霊に戻らなければならないってそこはかとなく無茶苦茶な。具体的にはやはり意識の波動を高めるしかない。偉大な模範者キリスト様が実証されたよう自己犠牲の精神で調和と愛を中心に生活し、他者を愛し、奉仕する。こんな人生を30回以上繰り返せば肉体を克服できる。転生が必要です。人間の意志が神の意志と完全に調和し肉体の細胞が生まれ変わり原初の状態に戻る。全知全能の神の力を再び得る。これがアダムの最後の転生者であるキリスト様にゴルゴダの丘で起こったことでしょうか。だから復活できたのでしょうか。ad30年頃のことだった。

ケーシー(1945年没)の残した予言                     中国はキリスト教揺籃の地となる ・・当たり                  二ューヨークは核弾頭の汚染にまみれる・・当たらぬよう             どん底はまだまだ続きそうですねえ。