tochioageの日記

基本的に本・コミックのエッセイとお題で書きたいわ。

今週のお題「読書感想文」読書感想文ってことは秋を感じているのでしょうか。今、フライパンの油を沸騰させてるみたくセミがジュウジュウ鳴ってるんですけど。    

ともかく一応読み終えたのがあるので。「日米戦争を策謀したのは誰だ!」林千勝 著ワッツ 刊 2019.2.27                             

学校で他の教科よりはるかにリキを入れたはずなのに経緯のよくわからない、ただ日本が悪い悪いと教わった先の大戦大東亜戦争改め第二次世界大戦。日本が真珠湾を攻撃するまでを時間を追ってアメリカ側、日本側の人物群を紹介しつつより日本側に焦点を当て書いている。事態には曲面ともいうべきものがあってその時誰がどんな理由で何をしたかはとても大切だが、それがしっかりとあって、初めて納得できる歴史教科書を読んだ思いがする。真珠湾までの数年がこんな状況だったとは!!!平沼騏一郎・・民間社会主義者に苛烈だったけど近衛内閣の中継ぎをしていた。彼らに開戦に持っていく力はなかった。自宅でオタクの私なんか地獄に違いない大政翼賛会東条英機が作ったと思っていて申し訳ない。開戦直前の山本五十六とその上司の言動など日本の生死度外視でマジですかと叫んだ。などなど驚き続々の数年間だった。            

日米戦争を策謀したのが誰かは次の本で明らかになるようだ。読むの大変だが的を得たこんなよい本がキャリアの出版社から出ないなんて異端ということなんでしょうか。 事態を左右できる位置にいた大勢の人物のなかで真に平和を願っていたのは昭和天皇のみという気がする。