tochioageの日記

基本的に本・コミックのエッセイとお題で書きたいわ。

今週のお題「もしもの備え」十分ではありません。                

初めて避難用の荷造りをしたのは、おととし台風が去ってからだった。台風が接近して去るまでたいがい少なくても一昼夜かかるので、テレビのニュースを流したまま夜明かしするようになっていた。おちおち眠れなくて。夜中の2時頃ケータイが鳴って、水が迫るから避難するようと言う。外の村の拡声器も活動しているようだが雨風で聞こえない。 

夜中の避難警報なんてめったにないことなので、ただあたふたとして気ずいた。持ってくものが何もないわ。実際に水など来ると迷う時間すら命に関わるそうだ。リュックなんてない方が身軽に逃げられるか。ふと知人を思い出して電話した。警報を知らせず後で気まずくなっても困るので。そしたら向こうも起きていてこれから風呂に入って寝ると。あの、水来るんですけどと言いかけて諦めた。意志強固な人なので。

避難所寒いだろうな、水冷たいだろうな。二択か。どっちがましか。特に寒さに抵抗力がなく避難所で死ぬなあと思いつつ、災害マップを眺めたことがそれまでもなんどかあった。3、4日後スーパーのイートインでお茶を飲んでいたら話し声が聞こえてきてメールに起こされ避難したと言っていた。じゃこの人たち避難所に入れなかったかもしれない。担当が非番で?異動で?カギが見つからず避難所を開けられなかったと新聞の地方版に載っていたから。水は低地浸水だけで済んでよかったわ。結局、風呂が正解だった。

今年も台風のシーズンになり防災備品の準備・点検をするようパンフなど配られ取ってあるけどまだ点検・入れ替えをしていない。